こんにちは、ゆるりです!
「コンクリート主任技士の勉強はどのようにするのがいいの?」「合計何時間勉強したらいいの?」と思っている人は多いと思います。
今回は「コンクリート主任技士を合格するのに必要な勉強時間」や「コンクリート主任技士に合格するためにやったこと」などについて解説します。
ちなみに、コンクリート主任技士の小論文対策については以下で書いていますので御覧ください。
この記事は以下のような人におすすめ!
・コンクリート主任技士の勉強方法を知りたい方
・合格に必要な勉強時間を知りたい方
・独学で勉強しようと思っている方
この記事をご覧いただければ、コンクリート主任技士に合格するために必要な勉強方法などを知ることができ、合格への道のりがぐっと近づくと思います。
私は2023年度のコンクリート主任技士に受験し、一発で合格することができました。
以下がコンクリート主任技士登録証になります(個人名などは黒い四角で塗り潰しています)。
2023年度のコンクリート主任技士に合格し、2024年4月1日からコンクリート主任技士に登録されました。
無事、一発で合格できたのは良かったものの、資格勉強を始めた頃はこう思っていました。
ちなみに、私は新卒7年目の平社員で大学は地方の三流私立大学卒であり、勉強が得意とは言えません。
仕事上でも大した経験はなく、出来の良くない自分なんて到底受からないだろうと思っていました。
ですが、あのとき諦めることなく勉強して本当に良かったと思っています。
それは以下の理由からです。
仕事が終わって疲れた中で勉強を続けるのは簡単ではありませんでしたが、その見返りは確実にあったと感じています。
今回、私の勉強方法についてご紹介させていただくことで、この記事を見てくださっているあなたも是非コンクリート主任技士に合格していただきたいと思っています。
ではこれからお話させていただきます。
それではどうぞ!
必要な勉強時間はどのくらい?
私は2月頃から少しずつ勉強を始めました。
ちなみに2,3日だけ勉強できなかった日があったのですが、それ以外は毎日欠かさず勉強していました。
2月は15分ほどで、3月からは1時間、6月頃からは1.5時間、10月頃からは2.5時間ほどだったと思います。
総勉強時間は、427.5時間ですね。
ネットで検索するとコンクリート主任技士に合格するには300〜400時間は必要と出てきますので、たまたまですがそれくらいは勉強していました。
私は400時間を超えましたが、それでも試験当日は不安でいっぱいでした。
コンクリート主任技士の勉強を始めた人ならおわかりいただけると思いますが、試験範囲は無限と思ってもらって差し支えありません。
やってもやっても覚えないといけないところは増えていきます。
そのため、舐めてかかると絶対に受かりません。
そのため、できるだけ勉強は早くに始めて、コツコツと毎日やるのがいいでしょう。
私がもし、試験を受けるのであれば、1年前から徐々に勉強し始めるかなと思います。
この記事をお読み頂いている方で、すでに試験まで1年を切っていたり、400時間も勉強時間を確保できなかったりする方であっても、最低でも350時間はやりましょう!
揃えるべき勉強道具について
まず、勉強机に揃えるべきものを書きます。
これらはマストです。
これ以外は机の上には置かないことがオススメです。
勉強時間は長時間取れないことが多いと思いますので、すぐに勉強に集中できるように机周りの環境を整えましょう。
コンクリート技術の要点
例年通りであれば、試験年のものが試験月の一ヶ月前に出ますので、購入は試験年の前年のものを買いましょう。
2024年に受けるのであれば、2023年版を購入するということです。
日本コンクリート工学会図書販売で売り切れであれば、メルカリなどのフリマアプリにも売っていると思います。
フリマアプリの方が安いため、私はそちらで購入しました。
コンクリート主任技士 試験問題と解説
問題集も購入する必要がありますが、私は「コンクリート主任技士 試験問題と解説」を購入しました。
過去10年間の全問題と解答が載っており、そのうち直近の5年間分はわかりやすい回答まで載っているためです。
例年通りであれば、試験年のものは6月頃に発売されますので、それまでは試験年から5〜6年前のものを購入して勉強するのがいいと思います。
その理由は、先程お話した通り、6月頃に出る問題集だとわかりやすい回答が直近の5年間分しかないためです。
後ろの5年間分のわかりやすい回答も見ることができた方が、より理解が深まります。
ですが、勿論発売はされていませんし、メルカリでも大体売り切れています。
そのため、かなり運が良い方以外は、試験年から1〜2年前のものをメルカリ等で購入する流れになるかと思います。
また、5〜6年ほど前のものを運良く購入できたとしても、jisの内容が改正されている場合が多いため、注意が必要になります。
この当時は合っていたけど、今だったら違うということが十分にありますので、一つ一つをコンクリート技術の要点やjisを見ながら確認していくという作業も必要です。
jisは改正が多いです。
ですがこれは、最新版の問題集で勉強をしていたとしても必要な作業だと思います。
何度も見て覚えることで記憶に定着していくため、根気強くやることが大切になってきます。
A4用紙(ノートでも可)
これは私のやり方ですが、暗記は、
- 書く
- 書いた文字を声に出して読む
この2つをとにかくやることが大切だと思っています。
そのため、常にA4用紙を机の上に置いていました。
ノートでもいいのですが、ノートだと変にきれいにまとめるように書いちゃうんですよね。
私だけですかね..?
そのため、A4用紙に書きなぐるように書いて、全て文字で埋まったらすぐに捨てていました。
残しておくと、それを見返してしまうんですよね。
私はノートを見返すより、コンクリート技術の要点や問題集を見返す方が覚えられるなと思っています。
ですが、ノートの方が私は合っているという方はそれでも構いません。
jisを見たりググったりするための電子媒体(iPadやMacBookなど)
jisは文字の羅列であるため、画面が小さいと見づらくてしょうがないです。
そのため、画面が大きいタブレットやPCが良いと思います。
また、サイト内で文字の検索をすることが多いです。
例えば、「スランプの許容差」という場所を見つけたい場合に、検索を使用しますが、このときに携帯だとやっぱりやりづらかったですね。
あと、コンクリート技術の要点や問題集を読んでもよくわからないところもあり、このときにググることが多いです。
そのときに携帯だとワンテンポ遅れるんですよね。
というか、そもそも携帯を手に届く範囲に置かない方がいいです。
携帯に触ると、ググるだけでは終わらず、ラインやyoutubeなども見ちゃうんですよね..
そのため、別の電子媒体を机の上に置くのがいいでしょう。
私はMacBook Airを持っているため、それを机に常時置いていました。
シャーペン
色ペンで色付けする方もおられると思いますが、私は色ペンいらない派です。
色ペンに持ち替える時間がもったいないと感じていますし、色をつけてもつけなくても記憶の残りやすさには影響しないと感じています。
要は、集中力です!
そのため、私はシャーペン1本でやっていましたが、これも先ほど同様(A4orノート)にご自分がやりやすい方法でやってもらえればいいと思います。
勉強方法について
私がやっていた勉強方法を紹介させていただきます。
「コンクリート主任技士 試験問題と解説」を解いてみる
「コンクリート主任技士 試験問題と解説」は問題の種類ごとに1章、2章となっているため、1章からやっていきましょう。
このときに、わからないところは「コンクリート技術の要点」やネットで必ず調べます。
また、調べるだけでなく、覚えるようにしましょう。
ふーん、そうゆうことね。
では、記憶に残りません。
書いて書いて書きまくりましょう。
コンクリート技術の要点も、問題に出たところだけでなく、そのページに書いてある文字すべて暗記する必要があります。
過去問に出たことがない問題もたくさん出るのがコンクリート主任技士試験です。
そのため、コンクリート技術の要点に書いてある文字や表は一度全て紙に書きましょう。
険しい道のりですが、真面目にやる以外に残された道はありません。
頑張りましょう!
「コンクリート主任技士 試験問題と解説」の1章が終わって気づくこと
1章を真面目にやり終わるとわかることがあります。
まだまだ問題集あるのに、1章だけでめちゃめちゃ時間かかってしまった。
これ、11月末とか間に合わないよね..?
はい、そうです、普通にやっていたら間に合いません。
また、追い打ちをかけるようですが、2章をやっている間に1章も忘れていきます。
試験日に間に合わせるには、今までよりも勉強時間を伸ばしていく必要があります。
また、jisの内容も暗記する必要があります。
暗号のような文字が羅列されていますが、これらのどこが試験に出るかは全くわかりません。
jisもしっかり抑えておきましょう。
「コンクリート主任技士 試験問題と解説」、「コンクリート技術の要点」は最低2周はやる
何度もやることで覚えていきます。
そのため、私はコンクリート主任技士 試験問題と解説、コンクリート技術の要点は2周しました。
また、これらの他に私はモリマサのブログで不定期に開催される実力テストを2回受けていました。
モリマサのブログというのは、コンクリート系の資格合格請負人を自称するモリマサさんが運営するブログのことです。
ご覧いただければわかりますが、コンクリート主任技士を受験する方であれば、毎日見た方がいいブログだと思っています。
私はこちらの方が開催されていた実力テストを受けていました。
これ、1回5千円と安くないのですが、また違った視点から試験問題を出してくれるためかなり勉強になるため、かなりオススメです。
私はこれを2回受けました。
これも2周はしましたね。
これらを10月までには完了しておきたいところです。
なぜなら、小論文対策に取り掛かる必要があるためです。
小論文対策は遅くても10月から
9〜10月からは小論文対策に取り掛かりましょう。
小論文のお題ですが、過去のお題を見ているとある傾向がわかります。
それは、以下に示す4つのテーマのうち、いずれかがお題になっていることです。
- コンクリートの環境負荷低減について
- コンクリートの耐久性向上について
- コンクリートの現場施工における生産性向上について
- コンクリートの新しい技術について
4つのテーマについて上手に書けるようになれば問題ないでしょう。
..いや、だからどうやって書いたらいいんだよ。
そうですよね。
私も悩んだので、プロに添削をお願いしました。
そのプロというのが、先程もご紹介したモリマサのブログです。
このブログでは、10月頃になるとコンクリート主任技士の小論文の添削を行ってくれます(毎年ではないかもですが..)。
そのため、この方に小論文の添削をお願いしました。
1回5,000円と安くはないのですが、一度見てもらえたことでかなり安心できました。
そこからは、4つのテーマについて上手に書けるように、何回も書いて修正してを繰り返していきました。
今度、別の記事で小論文についてもう少し詳しく書きたいと思っています。
モチベーション維持のためにやっていたこと
一発で主任技士に合格するということを宣言していた
自分にプレッシャーをかけるために周囲に宣言していました。
これ、かなり効果あったなと思っています。
時間が少しでもあくと、
勉強しないと落ちちゃう..
落ちたらみんなに合わせる顔がない..
というふうに思い、自然と勉強机に向かってしまうんですね。
そのため、周りに宣言することはかなりオススメです。
モリマサのブログを読む
先ほどからしつこいほど登場しているモリマサのブログですが、「つぶぼやき」というテーマを高頻度で更新されています。
この「つぶぼやき」を読んでいると、
自分が今一生懸命やっていることは間違いではないんだ。
試験まで必ず勉強をやりきってみせる。
となってきます。
勉強が辛い時期もあったのですが、このブログにかなり助けられました。
また、コンクリート技士やコンクリート主任技士の問題も不定期ではありますが、一問形式で出してくれています。
そのため、時間が空いたときに、1,2問解いてみるのも良い時間の使い方だと思います。
コンクリート主任技士合格を目指す方は、読んでおいて損のないブログかと思います。
勉強時間は少しずつ伸ばしていった
始めの方でも言っていたのですが、勉強時間は少しずつ伸ばしていく形を取りました。
2月は15分で、3月からは1時間、6月頃からは1.5時間、10月頃からは2.5時間と決めて、毎日やっていました。
その理由は、いきなり長時間勉強すると辛くなるだろうと思ったためです。
例えば、ランニングを始めようと思って、初日から10キロ走ったら、次の日また10キロ走るのはかなり辛いですよね。
それと同じで、少しずつ勉強時間を伸ばしていくことで勉強を継続できるのではないかと思っています。
始めの方は勉強時間も短いですが、そのかわりに毎日勉強することで、勉強する癖をつけていきました。
仕事が終わって、夜22時ごろからする勉強は眠くて辛かったですが、勉強の癖がついたおかげで、
眠いけど、今日まだ勉強していないからなんだか気持ち悪い。
勉強頑張ろう。
というようなかんじで勉強を毎日続けることができるようになっていきました。
最後に
コンクリート主任技士に合格するための勉強方法等について解説しました。
今回のポイントを簡単にまとめますと、以下の通りです。
コンクリート主任技士に合格するために気をつけることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
勉強は大変かもしれませんが、主任技士の資格を取得することで、良い未来が必ず待っています。
ぜひ、この記事を参考にして頑張ってみてください。
また、小論文の書き方に関してはまた別の記事にてまとめさせていただきますので、今しばらくお待ち下さい。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。